事業内容

業務内容
当社は、ビニール製品を中心としたプラスチック製品の製造工場です。 塩化ビニール、オレフィン、PP、ナイロン等のプラスチック樹脂材料の高周波ウェルダー、 超音波ウエルダーなどの溶着加工、及び印刷、縫製加工を主体に、袋物、カードケース、 車検証入れ、箱物などの製造販売をしております。
「こんなモノは作れないだろうか?」などありましたらお問い合わせ下さい。 お客様の課題やアイディアにお応えできるよう、製造者としてご提案させていただきます。
三共のこだわり
付加価値を高めるための新規の製品開発を応援します
昭和35年創業の(株)三共 ビニール工房が、貴社のアイデアを形にするOEM商品(オリジナルブランド商品)に樹脂加工ノウハウを自信を持ってご提案させていただきます。 当社はビニール製品に対して、 お客様からの課題やご要望にお応えできるアイデアをご提案して、きめ細やかな対応をさせていただいております。 現在世の中にない新しい観点から考えたアイデアを製品化する事と、当社設備で製造する商品の付加価値を高めるため、 お客様のご意向を的確に反映した製品の高付加価値化や、従来に無い観点から製品を作り出せるノウハウを最大限に発揮して製品化へ取り組んでいます。
事業内容
PVC、PP、PE、ポリオレフィン、ナイロン、その他プラスチック樹脂材料の製造加工販売
高周波/超音波ウェルダー溶着加工、ヒートシール加工
シルク印刷/インクジェット印刷/オフセット印刷
箔押し、縫製加工
PB(プライベートブランド)/OEM(オリジナルブランド)製品化への企画研究開発
オーダーメイド、オリジナル製品の製作 など

製造工程(車検証ケース PVCタイプ)
01
生地の裁断
裁断機を使い、ビニールの反物から車検証ケースの生地とポケットなどの透明生地をサイズを測って切ります。

02
A4ポケット、名刺入れ付きポケットの作成
高周波ウェルダー機を使い、透明生地で車検証や保険証などを収納するA4ポケットと名刺入れ付きのポケットを作ります。(A4ポケットは2枚合わせて作ります)

03
本体の作成(マチポケット、名刺入れポケットを付ける)
ボール紙にウレタンを貼り付けた芯材を生地の間に挟み、高周波ウェルダー機(強力)を使用して車検証ケース専用の金型で溶着します。 また同時に作っておいたマチポケットと名刺入れ付きの透明ポケットをそれぞれ左右に付けます。

04
車検証用のA4ポケットを付ける
高周波ウェルダーを使い、車検証用A4ポケット(2枚合わせ)を背から押して溶着します。 2枚の内の本体側は、A4の中心を溶着させる事でA5サイズ2つのポケットができ、計3つのポケットになります。

05
完成
車検証用A4ポケットを付けたら車検証ケースの完成です。


商品製造から納品までの流れ

01.ご依頼
初回はお客様とヒアリングを行い、制作の「目的」を明確にします。 その際お客様のご要望をお聞きします。お客様のご要望を的確に判断して、 どんな形で何をどのようにするのか当社が培ってきた技術とノウハウを最大限いかした、 開発商品に魅力のある商品づくりのコンセプトに対する処方をご提案します。

02.ご注文受付
ご注文をメールやFAX、またはお電話からいただき、生地サンプル帳の貸し出しや概算のお見積もりをします。

03.原稿・図面
原稿や図面(手書きでも可)で確認し、デザイン等をお客様と相談し決めていきます。

04.サンプル製作
製品のイメージをつかむため、原稿を元に試作品(サンプル)を作成します。 お客様のご要望にしたがって、サンプルを作成します。形状や素材、コストなどを十分検討して販売ニーズ、 販売チャンネルの特質に対応した高付加価値商品を試作してお客様にご検討頂きます。

05.見積り
出来上がったサンプルを参考に使用する生地などを決定し、 変更などを加えたお見積もり金額を提示して本格的に製品にしていきます。

06.生地の裁断
製品にする生地を裁断機を使って切り揃えます。

07.加工型の作成
製品加工に使用する金型を作ります。当社に無い金型はオリジナルで作成します。 (外注の場合あり)

08.生産
自社機械を使用して製造していきます。

09.協力工場・外注加工
シルク印刷、箔押し加工、オフセット印刷などは外注先で行います。

10.完成~納品
出来上がった製品を梱包し、お客様の所へ出荷します。

環境への取り組み
三共では環境のために様々な取り組みを行っています。

塩ビは省資源な素材
「塩ビ」とは、塩化ビニル樹脂(PVC)の略称です。塩60%・石油40%の原料から形成されているため、100%石油が使われる他のプラスチック製品と比べ省エネです。 また、燃焼カロリーが低く、製造工程・燃焼工程でのCO²の排出も他の素材と比較しても少量で、環境負荷の非常に少ない素材です。 プラスチック製品は必ず必要とされる世の中です。その経済性・利便性から非常に優れた素材であるプラスチック・ビニール製品と共に私たちはリサイクル法を守り、 地球環境保護を大切にしていかなければなりません。

塩ビは優れた環境素材
塩ビは幅広い用途に使える素材として、現代社会では欠かせない存在です。 日本の生産量は世界規模で見ても上位であり、多彩な分野で活躍しています。 塩ビは燃えにくいので火災に強く、紫外線や酸・アルカリにも耐えるため丈夫で長持ちです。 水道管、電線、ビニル床材など、建物に多く使われています。

塩ビは、燃えにくく、安全な素材
実用的な塩ビ製品もいつかはゴミとなってしまいます。その処理でダイオキシンが発生し、人体に有害な脅かす大きな問題という事が取り上げられました。 ダイオキシンはさまざまな過程で、塩素成分と炭化水素成分の反応により極微量生成する化学物質です。排出された廃棄物中に含まれる塩ビ製品を除いても、その他の塩素源がある限り、それらが発生に何らかの関わりがあるため、塩ビ混入量とダイオキシン類の発生量には相関関係が無い事が認められています。また、 現在ではガイドラインの改正により、適切な回収・仕分け・焼却管理で有害物質を抑制できる事実が報告されています。

可塑剤は安全・安心に使えます
1990年代の後半に環境ホルモンが問題となり、塩ビなどのプラスチックを軟らかくするために使われる可塑剤にも、内分泌錯乱作用があると疑われました。しかし、可塑剤工業会の試験で安全性は確認されました。 代表的な可塑剤であるフタル酸エステル(DEHP)は安全性が高い製品です。急性毒性は塩や砂糖、エチルアルコールなどよりも極めて安全です。 さらに、2003年、環境省は「SPEED'98」にリストアップされていたDEHPなど全9種類の可塑剤について、女性ホルモン様作用だけでなく、男性ホルモン様作用や甲状腺ホルモン様作用まで詳細な試験を行いました。そして、可塑剤はヒトにも、生態系にも内分泌錯乱作用は認められない、つまり、「可塑剤は環境ホルモンではない」という研究結果を発表しました。 独立行政法人 産業技術総合研究所の化学物質リスク管理研究センターは、2005年に『詳細リスク評価書/フタル酸エステル-DEHP-』を出版しました。その中で、精巣毒性と生殖毒性について、「いずれもDEHPは懸念されるレベルにはない」、と判断しています。公的機関によるリスク評価で可塑剤の安全性に関する疑問は解消されました。